外科・泌尿器科では、患者様の体の負担を軽減し、より精度の高い手術を実現するため、2025年2月からロボット支援手術が開始を開始いたします。
通常の鏡視下手術(腹腔鏡下手術・胸腔鏡下手術)に精密なロボット機能を組み合わせた手術です
医師が操作ボックスから手術用ロボットを操作して手術を行います。
高解像度の3D画像で詳細な解剖の把握が可能であり、小さな傷から挿入した自由度の高いロボットアームで精密な手術操作が可能です。
悪性腫瘍の手術ではより確実な切除が可能であり、出血量を減少させ,術後の早期回復および社会復帰が可能になります。
食道、胃、大腸、肝臓、胆管、膵臓の疾患が保険適応です。当院では大腸手術から導入します。
前立腺がん、腎臓がん、膀胱がんの手術、副腎腫瘍摘出術、腎盂形成術、仙骨膣固定術などが保険適応です。
Q1 ロボット手術を受けるにはどうしたらよいですか?
手術を希望される方、詳しくお知りになりたい方は、まずはお電話でお問い合わせください。
Q2 手術費用はどのくらいかかりますか?
手術費用は、保険の種類や手術の内容によって異なりますが、通常の腹腔鏡手術と同程度です。
Q3 どのくらいの入院になりますか?
疾患や手術内容で異なりますが、開腹手術より短期間であり、通常の腹腔鏡手術よりやや短縮される傾向があります。
Q4 仕事や日常生活はいつから可能ですか?
一般的に退院後の日常生活は可能です。仕事については仕事内容により異なります。
0995-42-1171
今回新病院への移転に伴い新たにPET-CT装置が導入されます。
全国的にもPET装置の設置台数は少なくPET検査を受けられる施設は鹿児島県内でも数施設であり、鹿児島市以外の市町村でのPET装置導入は当院が初となります。
検査では撮影前に放射性薬剤(FDG薬剤)を体内に注射し、1時間安静にした後、20~30分横になって全身を撮影します。
※FDG薬剤とは簡単に説明すると少量の放射線を出す糖分です。
腫瘍細胞は正常細胞に比べて糖分を大量に取り込む性質を持っています。その性質を利用し腫瘍細胞が取り込んだFDG薬剤から出る放射線を体外から収集することで腫瘍の評価や分布の確認が可能となります。
早期胃がんを除くすべての悪性腫瘍が保険適応となります。
FDG薬剤の製造には特殊な装置が必要となります。当院で使用するFDG薬剤は毎日福岡県の工場から取り寄せています。
FDG薬剤は高額かつ有効期限の短い薬剤です。
検査直前でのキャンセルや検査受付時間に遅刻すると薬剤が使えなくなってしまいますのでご注意ください。
2023年にはアルツハイマー型認知症の治療薬「レカネマブ」が保険承認され、レカネマブの使用条件にPET検査での診断が必要とされます。
PET検査は今後の医学進歩に伴い様々な場面での活躍に期待できる検査です。
HCU(High Care Unit)は、術後で集中的に経過観察が必要な患者様や、一般病棟での治療やケアが難しい急性期や重症度の高い患者様に対して、内科系外科系等の診療科を問わず24時間体制で専門的な集中治療を提供する高度治療室です。
当院のHCUは、患者様が安心して治療に専念し、最善の医療を提供することを目指しています。
など