Educational System病院で育てる教育体制

鹿児島県第二の中核都市の急性期病院であることから、様々な科目の症例を経験できます。院内レクチャーや勉強会を随時開催しており、基本的臨床能力を育む教育体制が整っています。

消化器外科での研修(手術時)

病院内での診療に参加し、手術の補助を行うことで臨床経験を積むことができます。

初期診療レクチャー

患者さんへのアセスメント方法、意識レベル、呼吸状態、循環状態などの基本的なチェックポイントを学びます。

包帯法レクチャー

傷口を保護するために非常に重要な手技です。傷口の治療に必要なスキルや知識を習得します。

注射手技研修

患者さんの健康と安全にとって非常に重要な治療法であるため、正確な手技を習得することが必要です。

指導医によるCV穿刺カテーテルレクチャー

救急外来でも役立つCV・Aライン穿刺カテーテル手技の習得のために指導医からコツやスキルを学びます。

放射線技師による腹部エコーのレクチャー

基本的な当て方や評価の仕方、臓器ごとのポイントやコツについて実践形式で学びます。

内視鏡手技

正確な技術と慎重な操作が必要であり、医師の高度なスキルと経験が求められます。

地元の夏祭りにも参加し、地域の方々との交流の場にもなっています。

修医からのメッセージ

第5期生
鹿児島県出身 長崎大学卒

小栗 知也

霧島市立医師会医療センターは姶良・伊佐地区唯一の急性期病院で様々な疾患が集まることや、首都圏の大規模病院へ研修に行けるという特徴的な研修医プログラムがあります。

どの医師でも身につけるべき必須の基本的な手技を確実にできるようにしようというスタンスで、忙しい中でも時間を惜しむことなく先生方が勉強会を実施してくださったり、積極的に先輩から後輩へ教えようとする文化があるため初期研修も大変充実しています。

2年目の自由選択期間では、福岡と埼玉の病院にそれぞれ3ヶ月行かせてもらい、各専門家ごとの専門的なスキルを学ぶことができました。

このことは私にとって大変貴重な経験となりました。

南薩摩の温暖な気候と相まって人がとても温かく、病院全体で助けあうような雰囲気があります。

この霧島の地で学び成長させてもらえた恩返しができるような医師を目指してこれから頑張ってまいりたいと思います。

第6期生
鹿児島県出身 鹿児島大学卒

肥後 隆彦

自分は、将来的に鹿児島で就職しようと考えており、鹿児島県内で探しました。初期研修を選択するにあたっては、当直を一番重んじて検討し、この病院であれば、幅広い疾患を診られるということが決め手になりました。

「百聞は一見にしかず」と言いますが、一度経験した疾患と、はじめて診る疾患では、適切な動き出しの速度が全く違うことを自分なりに実感しています。そういったことからも、一回はどんな疾患でも見ておきたいという気持ちをさらに強く持つようになりました。

3年目以降は専門医として特定の診療科の疾患について深く学んでいくことになりますが、そうであっても全科当直など自分の専門科以外の症例も診療しなければならない場面は必ずありますので、少なくともファーストタッチはこなせるほどの知識は身につけられるようになりたいです。

研修医として様々な疾患に対応できる霧島市立医師会医療センターは、医師として成長できる最適な環境だと思います。