Medical Training Program総合診療研修プログラム

ッセージ

当院は、鹿児島県のほぼ中央に位置する霧島市にあり、鹿児島空港へとても近く、鹿児島大学へも高速道路利用で1時間かからないくらいの距離にあり、立地に大変恵まれている公設民営の医療機関です。指導医も豊富に在籍しており、なかでも特色と言えるのが、自治医科大学出身の医師が多いということです。救急を含め通常の診療はもちろん、内視鏡検査やがん診療、循環器の分野と幅広く地域医療のために活躍中です。また、初期臨床研修の基幹型病院でもあり、医局の雰囲気としては大変賑やかでアットホームです。

霧島市には、温泉がたくさんあります。「家族湯」という個室温泉が多く、美肌の湯を楽しめる大きな温泉も多数…当院では独自の「職員おススメ温泉 MAP」を、また美味しい食事処も大変多く(地鶏料理、焼酎…等々)

「職員おすすめ美味しいところ MAP」 を手作りでご用意しています。

病院見学だけでも、どうぞお気軽にご連絡ください。
職員一同、心よりお待ちしております。

※MEC Foundにも病院情報を掲載しております。ご覧ください。
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集要項

プログラム名

霧島総合診療研修プログラム「地域医療マインドの醸成プログラム」

研修施設

基幹施設

霧島市立医師会医療センター

連携施設

鹿児島大学病院 救命救急科
鹿児島赤十字病院
医療法人恵迪舎会 吉満内科クリニック
医療法人昭山会 佐藤医院
十島村立中之島へき地診療所
南大隅町立佐多診療所
薩摩川内市里診療所

北九州市立八幡病院 小児科
済生会熊本病院 救急科

プログラム終了後の進路

募集人数

2名

応募資格

2024年3月末に厚生労働省初期臨床研修を修了予定の医師、または修了した医師

研修期間

3年間

応募期間

下記を担当者宛へ送付してください。
履歴書 こちらからダウンロード
医師免許証の写し
初期臨床研修終了見込証明書

 

選考方法
書類選考、面接試験

処遇

身分
霧島市立医師会医療センター常勤職員
給与
霧島市立医師会医療センター就業規則による
賞与
年2回(6月・12月)
休暇等
年末年始(6日)・夏期休暇(3日)・年次有給休暇有り

その他(育児休暇・介護休暇・特別有給休暇有り)
保険等
社会保険・厚生年金保険・雇用保険・労災保険加入
宿舎
あり(一部自己負担)
その他
学会・研修会等への旅費支給あり(上限あり)。
子育て支援制度(院内24時間保育所・学童保育)あり。
福利厚生として各種サークル活動。

ンタビュー

総合診療研修プログラム
専攻医

小畑 僚景

鹿児島県出水市出身で、鹿児島大学を卒業し、臨床研修も霧島市立医師会医療センターで行い、現在は霧島市立医師会医療センターの総合診療科研修プログラムを選択し、総合診療科の専門医を目指しています。
霧島市立医師会医療センターを選んだ理由は、様々な症例に触れられること。大学病院などでは、特定の分野に特化した研修プログラムが行われることが多い中、霧島では多様な症例が集まるため、学びの幅が広いと感じました。

総合診療科は、患者さんに合わせて幅広い診療を提供することが特徴です。臨床研修を経て、様々な科を見て回った中で、総合診療科を選びました。どの科を回っても興味があり、一つに決められず、総合診療科の多様性に魅力を感じたからです。

総合診療科研修プログラムの1期生として、不安な部分もありましたが、現在は、専門医取得に向け、必要な症例を自分で考え、スケジュールを組み立ててながら行っています。

指導医の先生方には、教えていただくことも多く、その中で成長できる環境が整っています。特に主治医として患者さんを診る際には、症例ごとの特徴やコミュニケーションに気を配りながら取り組んでいます。これにより、患者さんの状態を正確に把握し、適切な治療を提供できるよう努めています。

現在は週3日間程度、内視鏡の治療に取り組んでおり、将来的には内視鏡をメインにした消化器診療も行いたいと考えています。幅広い疾患に対する診療能力を向上させていきたいと思っています。

総合診療プログラムでは、へき地や離島など地域診療所の研修や、外部病院の異なる環境で学ぶことができる機会もあり、私は小児科と救急科を外部病院で研修を予定しています。1期生ということもあり、私の希望に合わせた病院を選ぶことができました。

自分では解決できないことには指導医に相談する姿勢を大切にしています。プログラムの柔軟性を活かし、専門領域を広げつつ、地域の医療に貢献することを目指しています。病院内では先輩医師や様々な職種の方からの学びも大きく、患者さんによりよい医療を提供するために努力しています。

総合診療研修プログラム
責任者

杉田 浩

霧島市立医師会医療センターの総合診療研修プログラムには、今年初めてとなる専攻医が基幹型として1名、協力型で1名在籍しています。

総合診療科は基本的に内科の分野をカバーします。外来では呼吸器内科や血液内科、消化器内科、循環器内科などの専門的な診療も行われていますが、総合診療医として幅広い疾患や複数の問題を抱えた患者様に対応できるスキルを身につけていただくことを目指しています。また様々な領域にも触れることができるプログラムであり、総合診療のスキルに加えて、個々の分野での知識も高めることができます。

霧島市立医師会医療センターの組織は大学病院などと比べるとコンパクトなので、指導医や先輩医師へのコンサルテーションがしやすい環境です。消化器内科や血液内科、循環器内科などの専門医が指導にあたっているので、総合診療の分野だけではなく、幅広いスペシャリストから学ぶことができ、今後のサブスペシャリスト形成への一助にもなると思います。

総合診療医として問題解決能力を高めつつ、必要な場合には他科へのコンサルテーションも適切に行うことを目指しています。また、研修の間に総合診療以外にも興味ある分野を見つけ、自身のスキルを高めていってもらいたいと思っています。

霧島市立医師会医療センターでは、さまざまな症例に触れる機会があり、幅広い経験を積むことができます。また、指導医や先輩医師への相談もしやすく、楽しく成長できる環境です。救急医療にも携わる機会があり、実践的なスキルを磨くこともできます。

門研修コースについて

3年間の研修期間中に外科・整形外科と連携して幅広い疾患管理能力を習得するための研修を行い、総合診療専門医に必要な知識や技能を補います。

*後期研修1年目
後期研修1年目は基幹施設である霧島市立医師会医療センターでの内科研修を行います。
*後期研修2年目
後期研修2年目では霧島市立医師会医療センター及び、連携研修施設での総合診療専門研修Ⅱ・小児科・救急科の領域別必須研修を行います。
*後期研修3年目
後期研修3年目の前半は霧島市立医師会医療センターにおいて総合診療専門研修Ⅱの研修を行いますが、後半は近隣の医療過疎地にある在宅療養支援診療所であるB診療所あるいは離島診療所である中之島診療所等における総合診療専門研修Ⅰを行います。
※B診療所のローテーションはC診療所になる時もあります。

研修ローテーションの一例

後期研修1年目
4月 霧島市立
医師会医療センター
(内科研修)
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
1月
2月
3月
後期研修2年目
4月 霧島市立
医師会医療センター
(総合診療専門研修Ⅱ)
5月
6月
7月
8月
9月
10月 霧島市立
医師会医療センター
(小児科)
11月
12月
1月 鹿児島大学病院
(救急科)
2月
3月
後期研修3年目
4月 霧島市立
医師会医療センター
(総合診療専門研修Ⅱ)
5月
6月
7月
8月
9月
10月 B診療所
C診療所
(総合診療専門研修Ⅰ)
11月
12月
1月
2月
3月

修施設概要

霧島市立医師会医療センター
(霧島市 / 254床)

患者数

内科
入院患者数のべ 175名/月、実数 2,929名/月
小児科
外来患者数のべ 367名/月
救急
搬送などの件数 175件/月

病院の特徴

  • 離島やへき地での医療を経験し、内科全科の一般疾患(Common disease)に精通した自治医科大学卒業医師(7人)を中心に、内科救急疾患の初期対応を行っている。
  • 内科救急疾患以外に、肺炎、慢性閉塞性肺疾患(COPD)などの呼吸器疾患、糖尿病や脂質異常症などの内分泌・代謝性疾患、膠原病や悪性腫瘍の化学療法や終末期医療などの当院には専門医がいない領域での総合内科的治療の中心的役割も担っている。

鹿児島大学病院
(鹿児島市 / 683床)

患者数

  • 総入院患者:205,650名(実数)
  • 総外来患者:323,838名(実数)

病院の特徴

  • 鹿児島県の医学教育、医学研究、高度医療の中心を担っている。
  • 内科は臓器別になっているが実際にはかなりの疾患の幅があり多彩な疾患を経験できる。
  • 救命救急センターでは多岐にわたる救急疾患に対応し、ICU管理も担当しているため全身管理を学ぶことができる。

鹿児島赤十字病院
(鹿児島市 / 120床)

患者数

  • 総入院患者:2,615名(実数)
  • 総外来患者:35,584名(実数)

病院の特徴

  • 整形外科、リウマチ科等の専門診療が中心であるが、自治医科大学出身者が多いことから総合診療科を開設している。
  • 赤十字の社会貢献活動として災害医療に大きな役割を果たしている。
  • 三島、十島のへき地診療所の診療を管理・指導している。

佐藤医院
(霧島市 / 8床)

患者数

  • 総入院患者:83名(実数)
  • 総外来患者:12,917名(実数)

病院の特徴

  • 医療と介護をトータル的に提供できる。
  • 関連施設として、デイサービスセンター、住宅型有料老人ホームの運営も行っている。

吉満内科クリニック
(霧島市 / 0床)

患者数

  • 総外来患者数:12,000名(実数)

病院の特徴

  • 地域のかかりつけ医として、また健診、予防接種や在宅療養支援などに大きな役割を果たしている。

十島村立中之島診療所
(鹿児島郡 / 0床)

患者数

  • 総外来患者数:1,968名(実数)

病院の特徴

  • 中之島を中心に4島(中之島、口之島、平島、諏訪瀬島)のへき地診療所を巡回診療で対応している。
  • 救急外来を含めた総合診療を実践し、地域医療、保健・福祉にも大きな役割を果たしている。

南大隅町立佐多診療所
(肝属郡 / 0床)

患者数

  • 総外来患者数:6,571名

病院の特徴

  • 毎週火曜日の午後からは、往診を中心に診療をしている。
  • 内科診療日とは別に、整形外科診療日を設けている。

薩摩川内市里診療所
(薩摩川内市 / 0床)

患者数

  • 総外来患者数:7,975名(実数)

病院の特徴

  • 下甑島旧鹿島村の唯一の診療所として、若手医師の1名体制で地域のプライマリ・ケアを担っている。
  • 特養の嘱託医、健診、予防接種など、地域の保健・福祉にも大きな役割を果たしている。

北九州市立八幡病院
(福岡県北九州市 / 350床)

患者数

  • 総外来患者数:153,318名(実数)

病院の特徴

  • 救急医療においては、北九州市の計画により、西部ブロックに於ける「第 3 次救急指定病院」として位置づけられており、外科系・小児を含む全科の主に軽症から中等症救急疾患の診療を経験する事ができる。
  • 福岡県災害拠点病院に指定されている。

済生会熊本病院
(熊本県熊本市 / 400床)

患者数

  • 総外来患者数:190,895名(実数)

病院の特徴

  • 熊本県の災害拠点病院、地域医療支援病院、地域がん診療連携拠点病院(国指定)である。