臨床心理室

基本理念

臨床心理室では、患者様お一人おひとりの気持ちに丁寧に寄り添い、病気や治療と向き合う過程を安心して過ごしていただけるよう、信頼関係を大切にした心理的支援を行っています。
乳幼児から高齢者まで幅広い年代の患者様、ならびにご家族の皆様を対象に、医師・看護師・その他多職種と連携しながら、総合病院ならではの包括的な心理支援を提供してまいります。

業務内容

臨床心理面接・心理検査

主治医の指示に基づき、心理面接および各種心理検査を実施しています。
不安・抑うつ・ストレス反応・適応の困難さなど、疾患や治療に伴う心理的課題に対して、患者様の状態や背景に応じた支援を行います。

緩和ケア

緩和ケアチームの一員として、がん患者様を中心に、ご本人およびご家族の精神的ケアを行っています。
精神科医や多職種と連携し、病棟からのコンサルテーションや診療同席を通じて、医師の指示のもと各種心理療法を実施しています。
また、ご家族を対象としたグリーフケア(悲嘆ケア)にも対応しており、予約制にて外来でのご相談も可能です。

小児科領域

小児科医と連携し、発達や情緒面、行動面の課題など、小児期特有の心理的問題に関するご相談をお受けしています。
あわせて、小児発達外来事業における診療補助業務にも携わっています。

救急外来

救急外来を受診された患者様やご家族に対し、急性期の強い不安や心理的ショックに対する心のケアを行っています。

がん相談支援センター・がんサロン

がん相談支援センターと連携し、がん患者様やご家族からの心理的なご相談に対応しています。
また、がんサロンの活動にも関与し、安心して思いを語り合える場づくりを支援しています。

職員のメンタルヘルスサポート

病院職員を対象としたメンタルヘルスサポートを行っています。
業務に伴うストレスや心身の不調について、安心して相談できる体制づくりに取り組んでいます。

教育方針

  • 総合病院に従事する臨床心理専門職の育成
  • 多職種連携に必要なコミュニケーションスキルの習得
  • 職員のメンタルヘルス支援に関する実践的技術の習得

診療実績

2024年度の臨床心理専門職による介入件数は、延べ3,303件でした。

診療科別 患者数
消化器内科 1,643
緩和ケア科 443
外科 321
小児科・小児外科 200
呼吸器外科 179
内科 133
救急科 76
脳神経外科 69
循環器内科 29
整形外科 13
その他 197
合計 3,303

特に消化器内科・内科領域、がん診療に関連する心理支援の介入実績が多くなっています。

スタッフ体制

  • 常勤:4名
  • 非常勤:1名

資格・認定

臨床心理室では、臨床心理士資格および公認心理師(国家資格)の両資格を有する専門職(ダブルライセンス)を採用しています。

  • 公認心理師(国家資格)
  • 公益財団法人 日本臨床心理士資格認定協会 認定 臨床心理士