呼吸器外科

肺がんをはじめとする胸部疾患全般に対して、最新の知見と技術をもとに診断・治療を行っています。命に直結する肺や胸部の病気に対して、根治性・安全性・低侵襲性を重視し、患者さん一人ひとりに最適な治療法を提案いたします。

外来担当医

2026年04月01日 現在

永田 俊行
(午前)
柳 正和
(午前)
永田 俊行 永田 俊行

特徴

01 肺がんに対する集学的治療の拠点

肺がんは日本人のがん死亡原因の第一位です。当科では、胸腔鏡手術や低侵襲手術を積極的に取り入れ、患者さんの体力や生活に応じた治療を行っています。また、他職種と連携し、診断、手術療法、薬物療法、緩和療法等多角的に治療法を検討実施します。

02 姶良伊佐霧島2次医療圏における胸部疾患治療の中核

当院は救急外来を有し、気胸や胸部外傷、気道狭窄などの緊急疾患にも24時間対応しています。3D-CT、呼吸器内視鏡、ハイブリッド手術室など先進的な機器を備え、難易度の高い手術も安全に行える体制を整えています。

対象となる主な疾患・治療

  • 肺がん、転移性肺腫瘍
  • 肺良性腫瘍
  • 縦隔腫瘍
  • 胸壁・軟部腫瘍
  • 気胸・血胸、膿胸
  • 胸部外傷
  • 気道狭窄、呼吸困難

呼吸器外科医師の紹介
(2026年4月1日現在)

  • 呼吸器外科部長

    Toshiyuki Nagata

    専門・資格・所属学会等

    • 日本外科学会専門医・指導医
    • 日本呼吸器外科学会専門医
    • 日本呼吸器内視鏡学会専門医・指導医
    • 日本呼吸器学会専門医
    • 日本がん治療学会認定医
    • 肺がんCT検診認定医師
    • 日本呼吸器学会ロボット支援プロクター
    • ダヴィンチサージョンコンソール資格
    • 日本呼吸器学会胸腔鏡安全技術認定
    • 日本肺癌学会暫定指導医
    • 日本外科学会
    • 日本呼吸器外科学会
    • 日本呼吸器内視鏡学会
    • 日本肺癌学会
    • 日本胸部外科学会
    • 日本呼吸器学会
  • 呼吸器外科医師

    Yuri Sakagami

    専門・資格・所属学会等

    • 日本外科学会
    • 日本呼吸器外科学会
    • 日本胸部外科学会
    • 日本呼吸器内視鏡学会
    • 日本肺癌学会
    • 日本呼吸器学会
  • 呼吸器外科医師

    Mihiro Iwamoto

    専門・資格・所属学会等

    • 日本外科学会
    • 日本呼吸器外科学会
    • 日本胸部外科学会
    • 日本肺癌学会
    • 日本呼吸器内視鏡学会
  • 経営参与

    Masakazu Yanagi

    専門・資格・所属学会等

    • 医学博士
    • 日本外科学会専門医・指導医
    • 日本胸部外科学会正会員
    • 日本呼吸器外科学会専門医
    • 日本呼吸器内視鏡学会専門医・指導医
    • 日本がん治療認定機構がん治療認定医
    • 日本緩和医療学会認定医
    • 日本医師会認定産業医
    • 肺がんCT検診認定医師
    • ベストドクターズインジャパン
    • 両立支援コーディネーター
    • 胸腔鏡安全技術認定制度認定医
    • 「医ノ匠」インタビュー掲載

データベース事業について

呼吸器外科では一般社団法人NCDの取り組みである『専門医制度と連携したデータベース事業』に取り組んでおります。
この事業を通じて、患者様により適切な医療を提供するための専門医の適正配置が検討できるだけでなく、最善の医療を提供するための各臨床現場の取り組みを応援することが可能となります。
何卒趣旨をご理解の上、ご協力賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

詳しくはこちらの資料をご覧ください。

検査・治療の流れ

  1. 01

    初診・診察

    症状や画像所見を確認し、必要な検査を計画します。

  2. 02

    検査

    胸部CT、PET-CT、気管支鏡、血液検査などを実施します。

  3. 03

    診断カンファレンス

    呼吸器内科・放射線科などと連携し、最適な治療方針を検討します。

  4. 04

    治療

    胸腔鏡手術や開胸手術、化学療法、放射線療法などを組み合わせて行います。

  5. 05

    術後フォローアップ

    再発予防のため、定期的な外来・検査で経過観察を行います。

よくあるご質問

  • Q

    胸腔鏡手術とはどのようなものですか?

    A

    数センチの小さな切開からカメラと器具を挿入し、体への負担を少なくして行う手術です。術後の痛みが軽減され、回復も早いことが特徴です。

  • Q

    手術後はどのくらいで退院できますか?

    A

    病状や手術内容によりますが、一般的には1週間程度で退院可能です。

  • Q

    高齢でも手術は可能ですか?

    A

    全身状態を丁寧に評価し、体力や持病を考慮した上で治療方針を決定します。年齢のみで手術を制限することはありません。

医療従事者の方へ

当科は、姶良伊佐霧島二次医療圏における呼吸器外科医療の中核として、地域の医療機関の先生方と連携し、紹介いただいた患者さんに対して専門的治療を提供しています。治療後は診療情報を共有し、地域での診療へスムーズに移行できるよう努めています。

また、当科は日本外科学会専門医制度における研修連携施設として、呼吸器外科領域の専門医育成にも取り組んでいます。学会発表・研究活動も積極的に行い、エビデンスに基づく医療を推進しています。

2024年度 診療実績

手術件数 全麻65例
化学療法新規患者数 40例
肺がん新規登録患者数 95例

疾患数

症例数
肺癌 41例
転移性肺腫瘍 3例
気胸 11例
縦隔腫瘍 4例
胸膜中皮腫 1例
肺良性疾患 1例
膿胸 1例
その他 3例

術式別件数

症例数
肺葉切除 26例
肺区域切除 5例
肺部分切除 26例
肺縫縮 0例
縦隔腫瘍切除 4例
胸膜生検 1例
膿胸掻把 1例
胸壁腫瘍切除 1例
うち胸腔鏡(補助)下 55例

気管支鏡検査件数

症例数
EBUS-GS 28例
EBUS-TBNA 1例
気道ステント 1例
気道異物除去 0例

最後に

呼吸器外科では、患者さんが安心して治療を受けられるよう、「安全で、根拠に基づき、生活の質を大切にする医療」を提供しています。胸部疾患でお困りの方、また紹介・相談を希望される医療機関の先生方は、どうぞお気軽にご相談ください。